フットボールに懸ける思い

Susung Yangブログ0 Comments

こんにちは。ハセコーチです!
今年からグラーナに加わり、まだ保護者様たちにはご挨拶を出来ていない方が多いですが、少しでもこのブログを通じて知って頂ければと思います!

このブログではグラーナで感じたことや、実際に生活をしていたアルゼンチンのサッカーの話を主に紹介して行きたいと思います。

経験や感じたことを文字にするという作業はとても新鮮ですが、知識や経験は自分の中に留めるのではなく、人に伝えたり、共有することによって、さらに価値や深みが出てくると思うので、頑張って更新して行きます!
それでは、今回は日本と大きな違いを感じた、アルゼンチンのセレクションのシステムと、選手がそこに懸ける気持ちを紹介したいと思います。

アルゼンチンではユース年代でも毎年契約を切られる選手がいて、そこのわずかに空いた枠にセレクションを行い選手を獲得します。アルゼンチンでは書類選考という文化がなく基本的にはスパイクと身分証でテストが受けられるため、一部の名門チームになると国内外から1日に200~300人を超える選手が門の前で並んでいることも当たり前でした。

評価するのはグラウンドの中で何ができるかでサッカー歴、トレセン歴などはグラウンドの中では関係ないという考えで、全ての子供達を平等にチャンスをあたえ、平等に判断します。
もちろん、セレクション時にお金をとるなんてことも一切ありません。
とはいえ、テスト生の段階ではビブスも与えられず、チーム分けは上裸チーム対シャツ着ているチームでした(笑)
中にはボロボロのスパイクを履いている選手、家族の生活を背負って地方から何十時間もかけてでてきた選手も沢山いました。
1部〜3部のクラブのテストで一人の選手に与えられるチャンスは多くて20分一本のゲームしかありません。
そこで一割に満たない選手がチームへ練習参加が認められ、さらにその中のほんの一握りしか契約に至りません。
アルゼンチン人がその20分に自分の人生をかけて、さらには家族の生活を背負って集まってくるわけです。
実際に僕が参加したアルゼンチン3部チームのテストでは、雰囲気はもうほとんど闘技場の中のような、殺気が漂っている、と感じました。
そんななか、アジア人の僕にパスを出してくれる選手はゼロでした。
とても苦しかったです。
日本で教えられたサッカーの常識が当たり前ではなかったです。
パスが出てこないのですから、闘い、ボールを奪い、個人で打開する能力がないとサッカーをさせてもらえないと思いました。
確かにサッカーはチームスポーツですが一人一人に個人として戦うベースがないと、成り立たないんだなとアルゼンチンの生活で強烈に感じました。
グラーナでも子供達には、もっともっと一人の戦う選手として、自分を出して欲しいです、そして毎回一つのトレーニングでみんなを圧倒するくらいの意識でやってほしいです。
ピッチ上では、「なんで俺にパス出さないんだよ!!」って仲間に怒鳴るくらいでいいと思います。
アルゼンチンでは、そんな選手がスタメンからベンチ、ベンチ外まで集まっていました。
そんなことも言えない選手や、言われてしょぼんとしてしまう選手はセレクションの段階で容赦なく落とされ、グラウンドに立つことはできません。
こういった緊張感や常にチーム内でもやってやろうという関係の中で成長していくと思います。
もちろん楽しむことが第一ですが、へらへらとプレーをするのと本気で楽しくプレーするというのは違うものです。
日本でこの空気感を感じるのは難しいですが、世界にはこういった選手がいるということを意識して、どのようにその人たちと戦っていけるかを考えてやるだけでも大きな違いだと思います。
自分もコーチとしてこういう環境を少しでも作っていけたらと思っています!
それでは今回はこの辺で、ご覧になっていただきありがとうございました。
また、自分の思いを伝えていけたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします!
では、またグラウンドで会いましょう!

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