Posts In:

Guten Tag スソンコーチです。
ブログを疎かにしている間に、ウェブサイトもリニューアルしてしまいました(笑)

そんなことはスルーさせていただいて早速本題に入りたいと思います。

昨日(9月18日)はちょうどU12クラスに差し掛かる時間帯に、台風のような大雨に見舞われました。
不幸中の幸いはグラウンドに来る時間帯にはぶつからなかったため、子どもたちのほとんどが集まっておりトレーニングが施できたことでした。

グラウンドはサッカーが成立しないくらい水没し子どもたちも
「こんな中で本当にサッカーやるのかよ?・・・」
という困惑した表情が見て取れました。

グラーナでのサッカー歴が長い子どもは、悪天候でも当たり前のように(むしろ喜んで)グラウンドに来ます。
それは、厳しい環境で中に身を置くことの大切や成長する要素がたくさん詰まっていることを、常に僕から訴えているからです。
そして、大雨の中でサッカーをする楽しみも知っているからです。

昨日もそうですが、5分も経てば結局子どもたちは「水たまりサッカー」の虜になっており、安全面を考慮し40分で終了してもほとんどの子どもたちが「まだやりたい!」と目をキラキラさせながら主張してきます。
このような状況ではいつも僕たちスタッフも、童心に戻ったようにはしゃぎながら子どもたちとサッカーをします。
(もはやコーチという職業を忘れているのは間違いありません。笑)

禁止・禁止・禁止
保証・保証・保証

物騒な世の中になっているのは確かですが、個人的には子どもたちがのびのび成長する環境が失われている現状が非常にもどかしく感じています。
グラーナでの通常トレーニング中には厳しい指摘もしますが、無邪気でやんちゃな子どもらしさも大切に育ててあげたいと常に思っております。
ひと昔前までは当たり前のようにしていた「泥んこサッカー」という環境がいかに貴重だったかを、いかに昔の常識と現在の常識が変わってきているかを実感させられます。

自然現象なので人工的に今回のような環境を作り出すことはできないですが、サッカーと同じようにイレギュラーな事態への対応や適応能力というのは、間違いなく子どもたちを強くしてくれます。
だからこそこのような状況下でも、思い切って飛び込んでほしいと思います。

色々な経験の積重ねが子どもたちの将来に役立ってもらえれるように、僕自身も逆境を力に変える状況を楽しんでいきたいと思います。
それではまたいつか。

Liebe Grüße
Susung

いつも大変お世話になっております、グラーナスプリントクラスコーチの鷲野です。
私は9/5〜9/9にかけて、スペインのマラガという都市で行われた、陸上世界マスターズ大会に秋本真吾選手のトレーナーとして帯同してきました。
6日のクラスを休講したこともあり、皆さんへのご報告を兼ねて どんな事を感じ経験してきたのかをお伝えしたいと思います。
マラガは地中海に面した気候の安定した土地で、1年の内280日ほどが晴れです。湿度も低く、日本と比べて気温の割に暑さは感じませんでした。
写真を観てわかるように、空は青く、昔ながらのヨーロッパの建物が立ち並び、景色がとても綺麗です。
そんな場所で開催された陸上の世界大会ですが、競技が行われる会場は4箇所あり、一般的な陸上競技場だけでなく、大学のグラウンドも会場となっていました。
会場には選手だけでなく、多くの地元の人が集まり盛り上がっていました。
世界マスターズ大会ということで、選手の年齢は1番若い人で35歳、日本選手団の中には70歳を超えた大ベテランの方もいらっしゃいました。
そんな高齢な選手でも、走っている時の姿は、普段スプリントクラスの練習でやっているような背筋の伸びた良い姿勢をしていました。
試合当日、会場近くのサッカー場がウォーミングアップのための場所になっていました。
陸上強豪国のアメリカやジャマイカの選手もいて、中には若い頃にナショナルチャンピオンとなり、その国を代表してオリンピックに出場したことのある選手も参加していて、それらの選手達が出す緊張感でウォーミングアップ会場はあふれていました。
そんな中で始まった試合で、秋本選手は見事に世界第7位になることができました。調子次第ではもっと上の順位の可能性もありましたが、痛めていたアキレス腱の影響もあり、惜しくもメダルを逃しました。
年齢を重ねる毎に、どこかに故障を抱えながら試合にのぞむことが多くなります。
どこかが痛まないで練習や試合に出ることが難しくなります。
今、グラーナスプリントクラスに来ている皆さんも、いつか怪我の痛みに悩まされることがあるかもしれません。
その時、後ろ向きになるのではなく、そのような状況下でもベストが尽くせるように、何をすべきか考えて行動することが大事です。
秋本選手は歩くだけでアキレス腱が痛む状態でしたが、自分でアイシングやマッサージ、ストレッチを行い、絶対に試合で結果を残すという強い気持ちが普段の生活に現れていました。
皆さんには是非、ゴール後の秋本選手の笑顔をみてもらいたいと思います。結果は望んでいたところとは違うものでしたが、レース後にあの表情ができたのは、試合に向けて後悔がないように取り組み続けてきたからだと思います。
私も秋本選手のように、普段の生活から自分の目標や夢に向かってベストを尽くしていこうと強く思いました。
今週からクラスが始まりますが、ただ練習に取り組むのではなく、その練習の先にあるなりたい自分を想像しながら頑張っていきましょう。